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2008年02月27日

骨粗しょう症について

 骨は生きている組織で、絶えず吸収と形成が行われています。骨の吸収に対して形成が
不足するために、骨の量が乏しくなり、脆くて折れやすくなった状態を骨粗鬆症といいます。

 原因はいろいろがあります、最も多いのが 老人性骨粗鬆症で、 老化にともなう女性
ホルモンの欠乏や運動不足あるいは カルシウム摂取の不足などが 原因と考えられて
います。また、老人とはいえない閉経後の時期に急に起こることもまれにあります。

 骨の量が乏しくなっただけは、ほとんど症状はありません。しかし、脊椎には日常生活に
伴う負担が持続的に かかっているため、骨は少しずつ潰れて変形し、背中は除々に丸く

なり、腰や背中の鈍痛が起こりやすくなります。 ある程度以上の負担が かかると小さな
骨折をおこし、ギックリ腰とおなじ急性の起こり、動けなくなることもよくあります。

 急性の強い痛みに対しては、安静に寝ているのが第一です。痛みは軽度の骨折による
ものですから、骨折が落ち着く1~2週間で普通は少しずつ軽快してます。

 慢性期には、腰に無理をかけないように、日常生活上の注意が必要です。しかし、用心
しすぎて 家に閉じこもり、何もしないのは かえってマイナスです。 適度の運動や散歩、
できる範囲内で仕事など、体を動かすことも大切です。